なかなか人には言えないお尻周りの悩み。
日本人の3人に1人は痔の症状を持っているともいわれています。
VIO脱毛をするとき、痔の人は施術を受けることができるのか気になりますね。
特にいぼ痔の場合、皮膚の表面に疾患がみられます。
VIO脱毛のときは陰部をスタッフに見せる必要がありますし、どのタイミングで申し出ていいのかも迷うもの。
かといって痔を隠して施術を受けるのもはばかられます。
こちらでは、肛門周りに疾患のある人が、VIOの施術を受けられるかどうかについてお話ししていきます。
痔があると脱毛ができないのはなぜ?
結論からいうと、イボ痔の人はOラインの脱毛を受けることができません。
そしてO以外のVとIラインについては施術可能なサロンが多いです。
痔の種類としては、イボ痔以外に切れ痔や痔ろうなどがありますが、どの種類であっても痔の人はOラインの施術を受けることができないのです。
イボ痔は、痔のなかでも最もポピュラーなものです。
イボ痔は内痔核と外痔核に分類されますが、肛門の外側に いぼができる外痔核の人は、施術の際に支障があります。
イボ痔の原因としては、長時間座っていることで肛門付近が圧迫されたりうっ血したりすることが指摘されています。
また妊娠や出産をきっかけにイボ痔になる人も多くいるのです。
イボ痔があるとなぜ脱毛ができないのでしょうか?
脱毛サロンでは痔のある部分はお肌に傷を負っていると判断します。
脱毛の施術は健康なお肌に対してのみ行えます。
傷がある部分に対する施術ができないという観点から、痔のあるOラインには光を当てることができないのです。
痔のある部分に光を照射すると、ムダ毛の毛根部に熱が発生します。
それが患部に対して悪影響を与えます。
少しの刺激でも、痔に思わぬ影響を与え、悪化させてしまう可能性があるのです。

イボ痔とはちがう「スキンタグ」ってなに?
イボ痔と混同しやすいものに、スキンタグがあります。
スキンタグとは肛門の周囲に皮膚のたるみが発生する症状です。
皮膚がたるんでいるだけで、イボ痔のように炎症を起こしているわけではありません。
肛門の周囲の皮膚が出産などで一時的に引き延ばされ、その後元に戻るときに、たるみとして残ってしまうのです。
比較的多くの人に見られる症状であり、皮膚の疾患ではありません。
スキンタグそのものに炎症が起きている場合は施術をすることができませんが、スキンタグがあるだけの人は、Oラインの脱毛を問題なく受けることができます。
肛門部分はもともと凹凸があるものですから、施術の際にはスタッフがたるみを引っ張りながらまんべんなく光を照射するようになっています。
スキンタグの場合でも、同じような手順で施術をしてもらえるのです。

スキンタグなら施術可能!まずは診察を受けて痔かどうか確定を

痔のある人は脱毛の施術をすることができませんが、治療をして症状を改善させることで、再び施術が受けられるようになります。
肛門付近に違和感をもっても、それがどのような疾患なのか自分で判断することは難しいもの。
痛みがあった場合でも、それがイボ痔なのか切れ痔なのか、痔ろうなのかわからないのです。
脱毛サロンは有効期限が決まっている全身脱脱毛の回数制パックの場合、その期限内に脱毛の施術を終えてしまいたいですよね。
そのためには、まず肛門の違和感の原因が何なのかを確定してもらうことが大切です。
皮膚科や肛門科で相談できますから、まずは勇気を出して受診してみましょう。
その結果スキンタグということなら、脱毛の施術は問題なく受けることができます。
脱毛を始めたときは問題がなくても、施術を受けるうちに肛門周囲に疾患が生じるケースもあります。
少しでもおかしいと感じたら、きちんとスタッフに相談するにしましょう。
黙って施術を受けると、症状がひどくなってしまう恐れがあります。
自分の体は自分で守るという意識を持ち、何でも隠さずに体調の変化についてスタッフと話せる関係を作っておきましょう。
