最近では『ケノン』などの家庭用脱毛器が普及し、人気の脱毛サロンと合わせて家庭用脱毛機でも全身の脱毛を進めている人もいます
しかし、同じ部位をダブルでアプローチしても相乗効果が得られるわけではなく、逆に脱毛効果がなくなってしまうこともあるのです。
どうして脱毛効果がなくなってしまうのか、併用する方法はないのかなど、脱毛サロンと家庭用脱毛器の併用について解説します。
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脱毛サロンに通いながら家庭用脱毛器の併用はNG
脱毛サロンで光脱毛の施術を受けている期間に、家庭用脱毛器でも同じ部位を脱毛することは基本的に不可とされています。
併用すれば一見効果が倍増しそうにも思えますが、効果が増すどころか弱まってしまう可能性や、肌トラブルを引き起こすうケースがあるからです。
なぜ脱毛サロンと家庭用脱毛器の併用がNGなのか、詳しく見てみましょう。
毛周期が乱れてしまう
脱毛サロンの光脱毛では、毛周期に合わせた脱毛を行っています。
脱毛効果は成長期の毛に光を照射することで得られるため、それ以外の時期に脱毛を行って思ったような効果は得られません。
そのため、脱毛サロンでは毛周期に合わせた2ヶ月おきなどの間隔で施術を行って、より高い脱毛効果を生み出しているのです。
このことを踏まえると、脱毛サロンで次の施術が控えている間に、家庭用脱毛器で同じ部位に使用してしまうと毛周期を乱すこととなり、本来の得るはずだった効果とは違った結果になってしまいます。
ちなみに脱毛サロンでの施術前にはシェービングが必要になりますが、このときに毛抜やブラジリアンワックスなど、毛根を抜いてしまう方法はNGです。
これらも毛周期を乱してしまう行為のため、注意しましょう。
肌トラブルのリスクが高まる
家庭用脱毛器は脱毛サロンの脱毛機より威力は劣りますが、それでも光を毛根へ向かって照射するときに、少なからず肌にはダメージを与えますし、やけどなどのトラブルも起こりえます。
もしも脱毛サロンに通っている合間に家庭用脱毛器を使用すれば、肌への負担が大きくなり、肌が悲鳴を上げてしまうかもしれません。
特に家庭用脱毛器はセルフで施術を行うため、脱毛サロンとの兼ね合いを考えた、照射の出力や正しい施術方法ができるとは限らず、肌へのリスクが高まってしまうのです。

脱毛サロンの脱毛機と家庭用脱毛器の違い
脱毛サロンで使用するする脱毛機と、家庭用脱毛器はどのような部分が違うのでしょうか?
種類の違いを知れば、使い分けをする道が見えてくるかもしれません。
照射出力の強さ
脱毛サロンの脱毛機は光脱毛という方法で、黒色のメラニン色素などをターゲットとにして光を当てることで、脱毛できる仕組みです。
家庭用脱毛器も同じ仕組みですが、照射出力が弱くなっています。
これは安全性を考慮したの設計ですが、脱毛効果を実感するのにも時間がかかる傾向にあるということです。
脱毛器の値段
より強い照射出力を実現するためには、それだけの性能が備わっていないといけません。
そのため脱毛サロンの脱毛機は1台何百万とするのが普通ですが、家庭用脱毛器は安いものだと1万円からあり、高額なものでも10万円程度で購入できます。
脱毛時にジェルの有無
脱毛サロンの脱毛機のなかには、施術前にジェルの塗布が必要なケースが多く、これを大変不快に思う方も多いようです。
肌を守るための措置の一環ですが、家庭用脱毛器ならジェルを塗る必要がなく、ヒヤッとした冷たい感覚や、施術後のべたつきとは無縁になります。
そのかわり、家庭用脱毛器を使用する前は肌を冷やして肌トラブルを避けるようになっているのです。
脱毛サロンと家庭用脱毛器を併用したいなら部位を分ける
脱毛サロンに通いながら、家庭用脱毛器を使用する方法もあります。
ただし、どちらも全身に使用するのではなく、使い分けが重要です。
脱毛サロンで施術を受けていない部位は、家庭用脱毛器を使う
脱毛サロンを部分脱毛で契約している場合は、施術を受けていない部位に家庭用脱毛器を使用することができます。
たとえば自分では届かない背中やおしりなどは脱毛サロンで、腕や脚は家庭用脱毛器で自ら行うなどの工夫をすれば、効率的かつ低コストで脱毛を進めることもできますよ。
全身脱毛なら脱毛サロン、部位脱毛なら家庭用脱毛器
気になる部位だけの脱毛でいいと思っているなら、家庭用脱毛器でも十分効果を実感できます。
夏場の薄着に備えて、ヒジ下やヒザ下の脱毛をしたいというようなケースは、手軽にでき費用も抑えられる家庭用脱毛器の方がおすすめです。
しかし、全身脱毛をしたいと思っている場合は、脱毛サロンでプロの手に任せるのが1番効率よく確実なので、家庭用脱毛器の出番はないと思ってよいでしょう。
家庭用脱毛器『ケノン』の魅力と注意点

最後に家庭用脱毛器のなかで絶大な人気を誇る、ケノンについて見てみましょう。
ケノンってどんな脱毛器?
家庭用脱毛器のなかでも、“光脱毛式”と“レーザー脱毛式”に分かれますが、ケノンは光脱毛式に当たる脱毛器です。
黒色のメラニン色素に反応させて毛根にダメージを与えていくので、脱毛サロンの『IPL脱毛』と同じ仕組みとなっています。
もちろん光の照射出力はケノンの方が弱いのですが、その分痛みを感じにくく、肌へのダメージも少なくないんですよ。
さらにケノンには交換用のカートリッジが付属していて、美顔器としての使用もできる優れものです。
ケノンのメリット
1台購入してしまえばその後の追加費用などがかかりませんし、脱毛サロンで予約を取る必要もなくなるため、自分の都合に合わせて好きなタイミングで脱毛を行えます。
家の中でできるため、格好も気にせずに脱毛ができるでしょう。
VIOなど人に見られたくないという思いで脱毛に踏み切れない方にも、ケノンの使用がおすすめです。
また、家族や友人と共同で購入すればさらに費用が抑えられ、共有して使用することもできます。
ケノンのデメリット
ケノンの操作方法は簡単ですが、やはり慣れるまでは大変ですし、自分で行うということ自体が手間と感じるかもしれません。
また、照射出力が弱い分脱毛効果を感じるまでは時間がかかりますし、脱毛サロンと同じように永久脱毛はできませんので、継続的な使用が必要となります。
ケノンを使用する上で注意したいこと
照射前にしっかり肌を冷却
脱毛サロンのようにジェルの必要はありませんが、肌をしっかりと冷やす必要があります。
何もしないで使用すると、肌の赤みや腫れの原因となるので、しっかりとケアしながら行いましょう。
脱毛部位を丁寧にアフターケアする
脱毛サロンでも施術後には、肌の保湿を行うことを指導されますが、家庭用脱毛器でも脱毛後に保湿は必須です。
ケノンの使用後目に見える肌の異変はなくても、アフターケアを怠るとその後の状態が悪くなることもあります。
使用後は化粧水やクリームなどを塗って、肌をクールダウンしましょう。
脱毛サロンと家庭用脱毛器は使い分けが重要!
脱毛サロンに通いながら自分でも家庭用脱毛器で脱毛をしていけば、さらなる効果が出そうなイメージがありましたが、それは全くの逆効果でした。
家庭用脱毛器は自分の好きなときに好きな部位に使用できる点が大きなメリットですが、自分では手が届かない部位もありますし、広範囲の脱毛には手間と時間がかかってしまいます。
脱毛したい部位が多いなら初めから全身脱毛を選んで、脱毛サロンにお任せをしてしまう方が効率的でしょう。
そしてもともと毛が薄い方や、気になる部位だけの脱毛でいいなら、家庭用脱毛器を使用するなど、上手に使い分けるといいですね。
ケノンなら初心者でも扱いやすく、効果も実感できる家庭用脱毛器となっているので、部位脱毛を検討中ならおすすめします。