永久脱毛は、レーザー脱毛機を用いて施術する医療行為ですが、強力なレーザーで施術をするため、脱毛サロンの光脱毛よりも痛みを強く感じる傾向が多いです。
実際に、「レーザーが痛くて耐えられない」という理由で、医療脱毛を途中で辞めてしまったという人もいらっしゃいます。
せっかく高いお金を支払って契約するからには、できるだけ痛みを最小限にとどめて、無理なく通いたいものですよね。
では、医療脱毛はどうして痛いのでしょうか?また、痛みを軽減させるために私たちができることは、どのようなことでしょうか?
医療脱毛が痛い理由や、痛みを少なくするためのポイントを解説していきます。
Contents
医療脱毛は痛いってホント?サロン脱毛と比較!
「医療脱毛は効果が高い分、強いレーザーだから痛い!」という声はよくありますよね。
医療脱毛と、サロンの光脱毛とでは効果や痛みにどのくらいの差があるものなのでしょうか?
以下に、比較したものをまとめました。
医療脱毛 | サロン脱毛 | |
---|---|---|
出力の強さ | 〜60ジュール | 〜20ジュール |
脱毛完了までの回数/期間 | 5回/約1年 | 18回/約3年 |
痛みの程度 | 輪ゴムで弾くような痛み | チクッとする痛み |
出力レベルが高いほど、脱毛効果が大きい!
サロンの光脱毛に比べて、クリニックのレーザー脱毛は強力です。
一般的に、脱毛完了するまでにかかる施術回数は、医療脱毛は5回、サロン脱毛は18回程度。
つまり医療脱毛は、サロンに比べ3倍以上も高い効果があるのですが、こんなに差があるのはどうしてなのでしょうか?
脱毛機の出力レベルの単位は「J(ジュール)」。
ジュール数値が高いほど、毛根へ強いダメージを与えるのですが、サロンの脱毛機は20ジュール以下、クリニックでは60ジュール以下と法律で定められているのです。
よって、両者の効果には大きく差が開いているんですね。
ちなみに、医療脱毛は60ジュールが最大ですが、クリニック側としては第一に、火傷のリスクや肌・毛質の状態などを考慮しなければなりません。
「出力を上げてほしい」と希望しても、最終的には医師の判断で、適切な数値にて照射が行われることになります。
痛みを感じるのは何故?どのくらい痛いの?
痛みを感じる理由は、照射の際に毛根だけでなく、周辺の皮膚にも熱による刺激が加わるため。
照射の出力が高くなるにつれ痛みも強くなるので、「サロンに比べて医療脱毛は痛い」という声が多く出ているんですね。
痛みの程度は、医療脱毛は「輪ゴムで弾くような痛さ」、サロン脱毛は「チクッとするような痛さ」と表現されることが多いです。
痛みの感じ方は人によって違うこともあるので、聞いて想像するだけでは、痛みの度合いが完全に分かるわけではありません。
いまは、トライアルで受けられる医療脱毛クリニックも多いので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

痛みの感じ方は、部位によっても違う!?
脱毛の痛みは、「すべての部位が同じような痛み」というわけではなく、脱毛箇所によって感じ方は異なります。
特に痛みを感じやすい部位、逆にあまり痛みを感じにくい部位に分けて述べていきます。
痛みを感じやすい部位:VIO、脇、顔、指など
レーザーは、毛根の黒いメラニン色素に反応するため、毛が太く密集している部位や、皮膚が薄い部位は痛みを感じやすい傾向があります。
特にVIOや脇は色素沈着(黒色のメラニン色素)が多い部分であり、毛根のみならず周辺の皮膚にもレーザーが強く反応しやすいです。
人によっては、「『輪ゴムで弾く程度』よりも痛かった・・」という声も。
しかし、これらの箇所は比較的範囲が小さく短時間で済まされるので、ほんの少しの時間、なんとかやり過ごしましょう!

あまり痛みを感じない部位:胸、お腹、背中、腕、脚など
毛が細く、それほど密集していない部位や、脂肪が多い部位は痛みを感じにくい傾向にあります。
胸、お腹、背中は大きいパーツなので、照射に時間がかかる部位ではありますが、それほど苦痛を感じずにいられるというのは嬉しいですね!
ひじ・ひざ・すねなどの骨が近い部分は、人によっては痛みを感じることもあります。

痛みに弱い人必見!痛みが少ない脱毛機一覧!
効果と痛みについて述べてきましたが、「やっぱり痛いのは嫌だな〜・・」というのが本心ですよね。
しかし、いまは技術開発が進み、痛みが少ない脱毛機が何種類もあるので、安心してください。
「永久脱毛したいけど、痛みが不安」という人は、痛みの少ない脱毛機を導入しているクリニックを選んでみてはいかがでしょうか。
以下に、痛みが少ない脱毛機と、その詳細についてご紹介します。
ライトシェアデュエット
ライトシェアデュエットは、メラニン色素の多い東洋人の肌・毛質に最適な脱毛機です。
この機器には照射の瞬間に皮膚を吸引するシステムがあり、吸引によって毛根とレーザーの距離を縮めることができます。
毛根への照射距離が縮まるということは、つまり本来よりも弱い出力で照射することができるということ。
ライトシェアデュエットは、「低出力での照射」により、 痛みを抑えることを実現させた脱毛機です。
■ライトシェアデュエットを採用しているクリニック⇒トイトイトイクリニック・クレアクリニック

メディオスター
メディオスターは、蓄熱式システムで毛根より浅い位置にある「バルジ領域」という発毛司令部にレーザーを細かく照射します。
そのためほとんど痛みがなく「温かみを感じる程度だった」との声も。
冷却機能付の脱毛機なので、皮膚の表面の温度を上げることなく施術ができます。
よって、火傷や肌荒れなどのリスクを最小限に抑えると同時に、色黒や日焼けした肌にも対応可。
肌へのダメージが少ない脱毛機なので、敏感肌の人でも安心して脱毛することができます。
■メディオスターを採用しているクリニック⇒リゼクリニック
ソプラノアイス
ソプラノアイスは、メディオスター同様、蓄熱式の脱毛機で痛みもほぼなく、色黒や日焼け肌、敏感肌にも対応可能な脱毛機です。
メディオスターとの相違点としては、メディオスターは2つの波長を出力するのに対し、ソプラノアイスは3つの波長を同時出力することが可能。
ムダ毛は、浅い箇所から深い箇所まで、様々な深さで生えていますが、ソプラノアイスなら深い領域まで波長が届きます。
痛みが少ないだけでなく、しぶといムダ毛にも効果的な脱毛機です。
■ソプラノアイスを採用しているクリニック⇒レジーナクリニック・椿クリニック
痛みが心配な人は、麻酔もできるクリニックだと安心!

医療脱毛で痛みを軽減させるためには、まずは上記に挙げたライトシェアデュエット、メディオスター、ソプラノアイスなど、痛みが少ない脱毛機を導入しているクリニックを選ぶことが重要であるといえます。
しかし「それでも痛みが心配」という人や、「通える範囲の場所に該当クリニックが見つからない」という場合もありますよね。
そういった時は「麻酔ができるクリニックであるかどうか」を確認してみましょう。
麻酔といっても、直接皮膚に塗布するタイプの麻酔クリームや、吸入するタイプの笑気麻酔など、様々な方法があります。
太い毛が減れば減るほど、施術で強い痛みを感じることは少なくなってきますが、麻酔ができるクリニックであれば、痛みに敏感な人でも初めから安心して通うことができますね。
医療脱毛の痛みは、痛くない脱毛機や麻酔などでうまく乗り切り、永久のつるすべ肌を手に入れましょう。
